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浴槽内滑り止めマット
はじめまして。
サ責経験約1年半。まだまだ知識も言葉も不十分なため説得力に欠けると日々反省の者です。
こんなことも・・、という内容の質問ですが頭がまとまらないためになおさら言葉が出てきません。
入浴介助(利用者:男性、夫婦二人住まい、近所に次女、キーパーソン長女)で入っているお宅があります。
ヘルパー利用にはなかなか気が進まないお宅だったようですが、大たい骨骨折を機会に利用の運びとなったとのことです。
心臓の手術経験あり、胸までお湯につかるのが基本ですが、「お風呂が大好きで」が週3回も利用の理由。
浴槽内に敷く滑り止めマットの紹介を訪問開始時期に利用者に提案しましたら、「滑らないように介助するための専門職ではないのか?」と言われ断られました。
滑り止めマットを敷くことと、滑らないように入浴介助をすることがイコールで結びつくのでしょうか。
ケアマネからは「それはそうでしょ」的なことを言われましたが、どうも胸にストンと落ちてこないのはなぜか・・・
利用者年齢は90歳です。
ヘルパーがそんなに進めるのならヘルパーが買って持ってきてくれるのかとケアマネに言ったそうです。
過去、省にお勤めだったお役人さんで、決してお金に困っているお宅ではないのですが、支出に関してはチェックが厳しいようです。
また、「奥様がそのあとお風呂に入るので、そのあと掃除するのが面倒なのもあるでしょう」ともケアマネは言っておりました。
専門職が滑り止めマットを進めるのは素人と同じなんでしょうか?
登録のこぶたがサ責の方にレスしようかどうか迷いましたが、ひとつの意見として書かせて頂きます。
>大たい骨骨折
これにより、現在のご利用者さんのADLがどの状況かにもよります。現在ご利用者さんは、歩けますか?
車椅子→バスボード→入浴中も体位を支える、でしょうか。歩ける状態まで回復していれば、今までマット
無で入浴できたのに、どうして?と思われます。
また、勧めたのが、初回サービス後でしょうか。それとも、サービス導入前かにもよります。
導入前であれば「実際まだやってないのに」と、不信感を抱かれても仕方ないでしょう。
>ヘルパー利用にはなかなか気が進まないお宅
この原因がどこにあるかにもよります。福祉の手による介入に抵抗がある、プライドをお持ちなのかもしれません。
さらに、浴室環境にもよります。つかまる手すりがあるかどうか。床や浴槽の素材は?シャワーチェアーは
あるか?など。
(続きです)
そこでなのですが、この事例の課題は、滑り止めマットを導入するかどうかなのではなく、計画が稼動
できるかどうかだと思うのです。ご家族が導入に反対であり、ケアマネもそれに同意であれば、
その通りで行う以外にありません。
>専門職が滑り止めマットを進めるのは素人と同じなんでしょうか?
この課題に向かい合うのに、視点はここでは無いと思います。勧めることは良くても、勧めるタイミングや
先方への配慮が必要だったりすると思います。入浴介助の後の片付けは、身体介助として一体なので、
マット使用後、それを洗って干すまでサービスに含まれたりしますよね。ケアマネの推測がもし正しければ、
そのあたりの説明も必要ではないかと思います。
要するに、90歳のご利用者さんがお風呂大好きで、余生を過ごす中、安楽に、快適に入浴して頂けるための
支援、そこが視点であり、その中には、ご家族を含めたご利用者さん側と、訪問介護員も含めた、
サービス提供者側との信頼関係も含まれます。肩書きに寄せる物とは「信用」であり、
「信頼」ではないのです。ですが対人援助に顧客からの「信頼」は必要不可欠であり、サービス提供側の
地道な努力や、智恵を駆使しなければ、得られないと思います。その努力や智恵が「専門性」
なのでは無いでしょうか。難しい事例だと思います。健闘を祈っています。
お返事ありがとうございました!
サ責も登録も関係ありません。
(字数が制限されているようなので手短にと)
訪問開始当初は大たい骨骨折で利用開始ということで、足の運び等を観察させていただきました。
退院直後で若干危ぶまれたように見えましたので、滑り止めマットについて紹介しましたところ、先日書いたとおりの反応でした。
では、と、そのまま観察し続けたところだんだん足元がしっかりしてき、特別今すぐ必要性があるところではないと推測しております。(ときどき代行で入った際の感想)
体を洗うこともほぼ見守りですから、「では、滑り止めマットなど・・」と言われても現状仕方なところがあります。
都合上、3人のヘルパーが入っておりまして、そのうちの一人が直接、ご家族に提案したようです。
(奥様からすると「うるさく言われた」という印象を持ってしまったようで、その辺もフォローしなくはいけないところです。)
心臓に疾患があるのでお湯は「胸のあたりまで」が基本ですが、浴室が寒い感じがするのと、とにかくお風呂が大好きで(戦後のお話を聞くとなるほどそれならお風呂を楽しんでいただきたいというエピソードも聞いております)
肩までつからないと温まらないといい、それなら時間をかけて負担とならないようにと配慮しながら見守っている状況です。
続き
浴槽につかる際、小さな椅子を敷いています。
これは当初からありました。
それだと肩までつからないので、途中で椅子からずれて肩まで入って温まり、浴槽から出るというのがパターンです。
そのうち、こんな椅子いらないという言葉があったそうで、それなら滑り止めマットを敷いたほうがいいのではという状況で提案したのだと聞きました。
後日、そのヘルパーに結果を報告。
もし、本当に必要と感じたら今度は本人に直接言わず、事務所を通して、それからケアマネに伝えますからと。
それなら何かあったらヘルパーの責任になるんですかっ!と言われ、小さな椅子を使用すれば、若干ではあるけどヘルパー側の安心は確保されるのですかと聞くと少しは納得してくれました。
しかし、ヘルパーがこういう気持ちを持ちながら援助をさせていいものかどうか・・・。
「安心・安全なサービスとは利用者が楽で、しかも介助者も楽であること」と考えれば、逼迫して必要のない滑り止めマットも提案してはいいのではないのかと言うのがここ数日考えた内容です。
たーこさん、レスありがとうございます。
もう稼働中で、ほぼ見守り状態での入浴なのですね。
>それだと肩までつからないので、途中で椅子からずれて肩まで入って温まり、浴槽から出る
ここに、心疾患への配慮のため、という理由があると思うので、「椅子いらない」と仰った時点で、
「本来は胸までなのですよ」というご説明が必要だったのかもしれません。
マットは転倒や、滑って溺れるのを防止するためのものなので、椅子無し、との因果関係は
少しぶれるような気がします。(伺っている危険性としては、、椅子無しだと「いきなり心臓まで
お湯につかるので危ない」ということです)。
このため、滑らないように介助、見守りするのが介護職でしょう?と言われたのかもしれません。
3名のヘルパーさんが担当なさっているとのことなので、それぞれにヒアリングしてみてはいかがでしょうか。
サ責に言わないだけで、他の2人も同じ不安を抱えているかもしれません。
ご家族からすれば、「他の2人はそのままやってくれているのに」という想いがあるのかもしれません。
また、入浴見守りに不安があるようでしたら、緊急時の対応のロールプレイングを、事務所でやって
みるのもいいかもしれません。転倒(するならどちら側か)、気を失う、など、予想される事態を
想定してのロープレです。
おそらく、普段は転倒の危険もあまりなく自力で歩かれているご利用者さんなのでしょう。浴室以外でも、
転倒やふらつきの危険性が出てくれば、マット導入の運びになるのかもしれないと思います。>ヘルパーが買って持ってきてくれるのかと
この一言に、ご家族の想いが伺えます。ケースバイケースなのですが、導入と言えども、
購入やレンタルなど、ご家族側に金銭の負担が出てしまう話は、ケアマネージャーから助言して
もらった方が懸命だと思います。
お返事ありがとうございます。
こぶたさんがあげる、矛盾点や疑問点は一つ一つその通りであると思います。
ロールプレーについては参考にさせていただきます、ありがとうございました。
もう一人のヘルパーは特別、マットの必要性は感じていないことを聞いています。
これも今後確認していきます。
もう一つ助言のお願いできますか?
小さい椅子に座り、しばらくしてから肩までつかることと、いきなり肩までつかるのは多少でも負担は軽減されると考えてもいいのでしょうか?
くだらない質問で恥ずかしいのですが・・・。
たーこさん、レスありがとうございます。
>小さい椅子に座り、しばらくしてから肩までつかることと、いきなり肩までつかるのは多少でも負担は軽減されると考えてもいいのでしょうか?
これについては、伺ったレスについて、自分の憶測の範囲内で書いていますので、確信ではありません。
(すみません)。胸までつかるのが基本、というのも、医療関係者からの助言だと思われるので、
ご利用者さんの状態を知る医師や看護師さんに確認を取って下さい。自分が昔ヘル1級で
「シャワーは末梢部からかける」という理由は、「心臓に負担をかけないため」ということを
教わりましたのが憶測の根拠です。
親切に相談に乗ってくださりありがとうございました。
「努力と知恵」を頭に入れ、忘れないようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。
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